歯のほとんどがなくなってしまった状態をカバーできるオールオン4は、入れ歯を使用している人からの人気が高いです。歯がなくなってしまったら当然、食事が困難となるので、何らかの対処をしなければなりません。そして、大勢の人が、保険適用のできる入れ歯を第一の選択肢とします。しかし、入れ歯は使用している内に外れることが珍しくなく、不便に感じることが多いです。また、人によっては、入れ歯は常に浮いているような違和感を抱くことがあります。さらに、入れ歯と歯茎の間に食べ物が入り込み、不快感を生み出すのはよくあることです。そういった入れ歯の問題をカバーできるのが、オールオン4です。オールオン4はあごの骨に埋め込んだ人工歯根に、人工歯冠をしっかりと取り付けてしまいます。金属製のネジで固定される形なので、食事で咀嚼をする際にズレることがありません。さらに、入れ歯ほどの違和感も抱かずに済み、快適な日常を送れる可能性が高いです。したがって、入れ歯による不快感を解消したいと考える人から、オールオン4は人気です。また、オールオン4で使用する人工歯根の素材には色々な種類があり、その選択次第ではきれいな仕上がりにできます。そのため、口を開いた時に覗く歯の見た目にこだわりたいという人からも人気を集めます。
オールオン4は、歯が全てあるいはほとんどなくなってしまった状態をカバーするためのインプラントで、入れ歯に近いです。しかし、入れ歯と違って一度取り付けたら、特に異常がない限り外す必要がありません。自然の歯と同じように使用することができ、毎日のケアもブラッシングで問題ないです。インプラント治療は、あごの骨に埋め込んだ人工歯根に人工歯冠を取り付ける形で、人工歯根と人工歯冠がそれぞれひとつずつセットになっているのが基本です。それに対してオールオン4では、最少で4つの人工歯根を埋め込み、入れ歯のように歯が全て繋がっている人工歯冠を取り付けます。人工歯根の数は左右にそれぞれ6本ずつの、合計12本が基本です。インプラントは保険適用ができない治療方法で、1本当たりの料金だけでも数十万円かかります。それを12本分に適用させると、費用が莫大になってしまいます。けれど、オールオン4であれば、埋め込む人工歯根が4つから6つ程度で済むため、料金を抑えることができます。さらに、オールオン4で取り付ける人工歯冠を作る際には、細かな微調整が必要ありません。したがって、あらかじめ人工歯冠を作っておいて、人工歯根があごの骨に定着したら、すぐに取り付けることができます。